何となく、みんな分かっていると思うんだけど、「今何とかなってるし、まーいいか。取りあえず毎月の返済だけちゃんとしておこう」と後回しにすればするほど、借金と言うものはドツボにはまります。
簡単に言うと、ドツボにはまっていくように「借金」と言うもの自体が作られていると言っても良いと思う。
特に思うのは、「残高スライド元利定額リボルビング払い」のカードローンやクレジットカードなどです。
「残高スライド元利定額リボルビング払い」を簡単に説明すると
「元利」と付く返済タイプは、毎月の約定返済額の中に利息を含みます。
その為、毎月結構な額を返済しているつもりでも減っていないなと感じる一番の原因になっているものだと思ってください。
「残高スライド」と付く返済タイプは、借入総額により返済額が変わっていきます。
その為、借入額が減っていくと約定返済額が減るので、返済自体は楽になりますが、だらだらと借金を続けてしまう原因となります。
「なかなか減らない、なくならない」と言う状況を続けていると何が起こるかと言うと、「借金はあっても案外生きていけるから大丈夫かも知れない」と錯覚してくるんです。
錯覚してしまったが最後、限界に近づくまでヤバさに気がつけないのが、借金の怖いところです。
大丈夫?
リボ払い利用して、何となく「まだ平気」と後回しにしてませんか?
残念ながら、後回ししていて大金が突然転がり込んで、借金が消えてなくなるなんて奇跡は、絶対にないとは言わないけど滅多に起きません。それに、放って置いたらいつの間にか消えてなくなるものでもないし、放って置いたらむしろ遅延損害金と言うものが更に付くので、余計に増えます。
借金と言うのは、ちゃんとした薬(返済方法と知識)が必要なウイルスみたいなものなんですよ。でもちゃんとした薬さえあれば、確実に治せるものでもあります。
借金ってお金の計算とかちゃんと学ばないとまたぶり返すような危険を伴うものだけど、根っこを言ってしまえば、風邪と同じ。風邪だって何となく「風邪かも?」と思った時に薬を飲んでおけば、早く治るのとまったく同じなんですよ。
今を生きる為に一生懸命になって、つい後回しがちな借金だけど、後回しにすればするほど完済するのは大変になります。
これって危険なのかも?と言う状態で、めざせ完済人に来てくれたならベストなんだけど、残念ながらそう言う人は少ない。ほとんどの人は、「このままじゃヤバイ」と思ってからたどり着く。その事実こそが、借金がドツボにはまるように作られていると言う事実だと思う。
風邪には、早め葛根湯!
借金には、早めの向き合う決意が何より大事!
風邪は多少なめてかかっても何とかなるけど、借金はなめてかかったら本当に危険です。