借金の原因として、多いのは買い物依存症とギャンブル依存症ではないかと思います。
ニャ吉は、その両方で借金を増やしてしまいました。
やっていたギャンブルは、パチンコとパチスロです。主にパチスロが多かったです。大花火とか獣王とかが流行っていた頃です。ニャ吉は、山佐のタイムクロスって言うのが好きでした。懐かしい(笑)
仕事が終わったらパチンコ屋へ行き、夜なら2〜3時間、夜勤明けでパチンコ屋へ行き、6〜8時間くらい入り浸っていました。買い物は、今でもつい誘惑に負けてしまうことがありますが、ギャンブルに関しては7年くらいしてません。ちなみに宝くじは、ギャンブルとは考えていませんので、今でも買ってます。
多分、ギャンブルで借金を作ってしまった人の多くは、止めた方が良いと頭では分かっているはず、だけど止められないんですよね。
「次は、勝てるかもしれない」と思うから。
さて今回は、ニャ吉がパチンコを止めた方法をご紹介します。
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ギャンブル依存症から脱却する本やWebサイトを読んでいると、どこにでも「ギャンブルに勝る趣味を見つけるのがいい」と書いてあります。
だけど、趣味と言うのはたまたまはまってしまったからこそ趣味なのであって、自らこれを趣味にしよう!と思ってやってみるとなると、始めるのにお金が必要だったり、やってみたらあまりはまれなかったりします。なので、ニャ吉は、この「ギャンブルに勝る趣味を見つけるのがいい」には反対です。
既に何か好きなことがあって、何となく続けているけれど本気でやってみたりしているわけではないという事柄がある人ならば、この方法でも良いと思います。でも多分、そういう事柄がある人はギャンブルで人生を狂わされたりはしていないんだろうと思います。
ニャ吉がギャンブルを止めた方法を紹介
実際にニャ吉が実践して、ギャンブルを止めた方法を紹介します。
収支をつけた
まず初めにしたことは、手帳にギャンブルの収支を付けはじめたことです。
その日、いくら使って、いくら入ったのか、どのくらいの時間を使ったのか、そして毎月の結果を月に1度まとめる。
大事なことは、毎月の結果をまとめること、そしてどのくらいの時間を使ったのかです。
ギャンブルにはまる人の多くは、勝った日のことが強烈に頭に残っていて、負けた日のことは忘れてしまいがちです。だから、その日、その日の結果をメモしておくだけでなく、月のトータル収支をつけることが大事です。
どのくらいの時間をギャンブルに使ったのかが分かると時給に換算できます。
勝ったお金を何に使ったのかをメモする
毎月の収支を付けはじめて3ヶ月くらいたった頃、勝った日のお金をどこに消えたのかを考えました。
不思議と勝った日の記憶の方が多いのに、お金がさっぱり残らないんですよね。と言うか、むしろ借金が増えていくばっかりでしたから。
それからは、勝った日のお金をどのように使ったのかを手帳に一緒に書いてました。
収支をつけてみると分かるのですが、勝ったお金は、ほとんどまたギャンブルへと消えて行きます。
ニャ吉の場合、飲みに行ったり美味しい物を食べたりすることもありましたし、ちょっと高くて買うのをためらったものを買った事もありましたが、8割のお金はまたギャンブルに消えて行きました。
また勝って、もっと増えるかもしれないと言うギャンブルの怖いところです。
収支を1年間つけてみて
収支を1年間付け続けて見て分かったことは、以下のことでした。
・ギャンブルは、儲からない。
・ギャンブルに、年間80万円を費やしていた。
・ギャンブルに、年間約1000時間を費やしていた。
・時給換算すると、約−800円だった。
・ギャンブルで勝ったお金は、残らない。むしろほとんどギャンブルに消える。
・80万円投資して、得たものは借金が残っただけだった。
付けはじめて9ヶ月くらい経った頃には、もう時間とお金の無駄でしかないことが分かってました。
だけど、何年も続けた習慣からか仕事の帰りになんとなくパチンコ屋へ行き、パチスロを打つと言う感じになってしまっていたので、惰性で1年間続いた形でした。1年間付け続けた時に、年間収支をぼーっと眺めていて、「あーこれは本当に無駄以外の何者でもない」と改めて思い、最終的にパチスロとスパッとサヨナラできました。
でも、儲からないのは当たり前ですよ。
だって、パチンコ屋だって商売で、それが成り立ってると言うことは、パチンコ屋が儲かるような仕組みになってるんですよ。
ギャンブルが止められないのは、心が弱い自分がダメだとかそういうことじゃなく、パチンコ屋も商売なので、お客さんがまた来てくれるように、きちんと考えられた上で顧客に提供されているんです。それに見事乗せられちゃってるだけです。
ニャ吉が止めるきっかけを作ってから、実際に止めるまで1年間も掛かりましたが、ギャンブルと言うのはこれくらいの時間を掛けないとなかなか止められないものなんじゃないかな?と思います。繰り返さないためにもね。
この頃は、既に借金が結構あったので80万円を返済に回していたら・・・と後に後悔したのは言うまでもありません。「後悔先立たず」ってうまいこと言うなっていつも思うけど、本当にそうです。
まとめ
これは、あくまでもニャ吉の収支の結果であって、多分これを見たからと言って、止められるものではありません。自分の収支をつけてみて、初めて「無駄」だと実感出来るものだと思うので、ぜひ自分の収支をつけてみてください。
買い物依存症は、「見に行かない」ことで対処出来ますが、パチンコやパチスロなどのギャンブルに関しては、駅前に必ずと言って良いほどパチンコ屋があるものなので、同様の方法では対処は難しいです。その為、根本を見直して「無駄」を実感する以外、逃れる方法はないのだと思います。
ギャンブルは、絶対に「悪」!と言う気持ちは、今のニャ吉にはないです。
自分の稼げる範囲で、楽しむ程度なら良いと思います。借金をしてまでやってはダメだと思いますが。
あくまでもギャンブルも「商売」なので、提供側が儲かる仕組みの上にできているものだと言うことを忘れないようにしましょう。それさえ忘れなければ、使った分は戻ってこなくても仕方がない、これは遊びだと割り切れるようになると思います。
もう7年ほど前にギャンブルとは、完全にサヨナラしたので手帳を捨ててしまったのですが、取っておかなかったことが悔やまれます。ギャンブルを止めてもまたやってしまうんじゃないかって思う人は、収支をつけたノートや手帳をずっともっておいて、またやりたくなった時に見るようにすると良いかもしれません。
借金があるのにまたお金を借りてもギャンブルをしてしまうと言う人は、取りあえず「借金を返しきるまで、ギャンブルをお休みしてみよう」くらいの気持ちでスタートすると良いと思います。いきなりスパッと止めようと思うと何事もきついものですから。
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