複数から借入がある場合、どこからまず完済を目指すべきか悩みます。
そして調べてみて、まず最初に知ることは「金利が高いところから」と言う情報だと思います。
でも今回は、ちょっと違う視点で考えてみましょう。
と、その前に「金利が高いところから」と言うセオリーについて記載しておくので、改めて確認してみてください。
もう1度確認!「金利が高いところから」
なぜ金利が高いところから返す方がいいのか?
理由は、支払う利息を少なく抑えることが出来るからです。
下の表は、以前の記事でも紹介していますが、実際にニャ吉が借入を行っていた銀行でシミュレーションしたもので、金利15.00%の三井住友Visaと金利13.6%の東京スター銀行をそれぞれ繰り上げ返済した場合の利息です。
年で言うと¥7,000の差があります!借金を抱えていると額が大きいところから、どうしても返済したくなってしまうんですが、額が大きいかどうかじゃなく、金利に注目して、どこを優先して返済していくのかを決めるのが良いです。
残りの借入額が少なくても、金利が低かったら後回し?
「こっちを頑張ったらすぐに終わりそうなのに、金利が低いところは後回し?」
ニャ吉も同じことを考えましたが、借金返済の初心者だったのでセオリーに従うことにしましたが、今考えるとあれは正しかったのだろうか?と思う時があり、色々考えてみて、たどり着いた持論があります。
おまとめや借り換えを考えている人には、当てはまらない。
おまとめローンや借り換えローンをするには、審査に通過しなければいけません。
そこで関係してくるのが与信枠です。
与信枠とは、契約したいという人の年収や信用情報などを元に「この人は、このくらいまでの借入があっても返済ができる」と判断されているあなたの借入できるMAX額だと思ってください。
以前の記事で書いた与信枠についても載せておきます。
カードは、持っているだけで審査に引っかかる?!
クレジットカード会社などの金融機関は、契約したいという人の年収や信用情報を元に審査をしています。
クレジットカードを複数持っていると、その持っている分だけ与信枠(ショッピング枠やキャッシング枠)を使っていることになって、新たにカードを作ろうとした時やローンを組もうと思った時に与信枠を既に多く持っていると判断されてしまい、利用を断られたり、希望の額で借入出来なかったりすることがあります。
使っていないカードは、年会費が掛からないものでも、与信枠を使ってしまうことになるので、極力解約しておく方がいいです。ただ、解約してしまうとポイントなどがすべてなくなるので、ポイントが貯まっているカードは、ポイント交換をしてから解約手続きをしましょう。
与信枠という視点から見えること
金利の高いところから返すのが、借金返済のセオリーであることは、間違いありません。
だけど、おまとめローンや借り換えローンを考えている人にとっては、使っている与信枠は少なければ少ないほど良いです。「残り10万円以下でゴールが見えてるけど、金利が低いから後回し」しているとどうなるでしょう?
借入額は、残り10万円かもしれないけれど、カード枠がショッピング枠50万円、キャッシング枠50万円とかであれば、その分与信枠を使ってしまっていることになります。借りている総額は、金融機関の審査通過ゾーンにいるとしても、与信枠がいっぱいであれば審査に通過できません。
もちろん、月々、どのくらい返済ができるのかにもよりますが、少し頑張れば、おまとめローンや借り換えローンで、金利が低いところに移行できそうなのであれば、先に借入額が少ないところをやっつけて完済してしまうのもありだと思います。
まとめ
今、借り入れている額がすぐに完済できる額じゃない人も覚えておいてください。
借入額の状況は、返済を頑張って行くと刻々と変わってくるものです。
返済を続けていって、「あ、ここをしばらく集中的に頑張ったら完済できるかもしれない!」と言うタイミングになったら、あーどこかで何か言ってたなと思い出してください。
またカードのショッピング枠、キャッシング枠の減額は、電話一本で簡単にできます。
借入額が減ってきたら、追加借入してしまわないようにどんどん減額していくのも大事ですよ。
少しでも参考になれば、幸いです。
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