過払い金とは、以前法律で不透明だった利息のせいで、私たち借金をしている人達が余分に払ってしまった利息のことです。
余分に払ってしまったお金なので、取り返すのが当たり前!
過払い金があるかもしれないけど、よく分からないからやってないという人は、すごく多いです。
過払い金請求だけでは、信用情報に傷は付かない
実は、数百万円も損しているかも知れないのに、やらないのは絶対にダメです。過払い金で、多く払ってしまった分のお金が返ってくれば、一気に借金がなくなるかもしれないチャンスでもあります。
一つ目のポイントは、払いすぎた利息を取り戻す
勘違いしている人が多いのは、過払い金請求は払いすぎた利息を返して貰う正当な権利であって、債務整理とは違います。たまに「信用情報に傷が付かない?」とか見ますが、なる訳がないっ!
2010年4月1日に金融庁は「返還請求は顧客の正当な権利で、信用情報と直接関係しない」との見解を信用情報機関に対し、削除が必要であるという方針を決めました。
過払い金請求は、借金をしている私たちが、唯一と言って良いほど正当に主張できることの一つです。
債務整理を一緒にやる場合は、上記に当てはまりません。
実は、続々と倒産している金融会社
金融会社の多くが、続々と倒産しているのをご存じですか?
ニュースにもなったので、覚えている方も居るかも知れませんが、過払い金の請求が始まったことで、一気に破綻した武富士が有名です。
過払い金を請求するはずの金融会社が倒産をしてしまうと、過払い金の回収は非常に難しくなります。当たり前ですよね、お金がなくなったから倒産するんですもの。私たち債務者が、ない袖を振ってもお金が出てこないのと同じで、倒産した会社からもお金は沸いては出てきません。
満額回収するのは、ほぼ不可能ですし、満額どころかまったく戻ってこない事もあり得ます。
武富士の例で言うと、過払い金の返還率は3.3%になっています。
100万円の過払い金があったのに、「33,000円しか戻ってこないっ?!そんなバカな!」と思いますが、残念ながらそれが現実です。
ニュースにならないので、気づきにくいですが金融会社は続々と倒産をしています。有名な会社でも倒産するほど、多くの人から過払い請求をされたら体力の無いところはひとたまりもないですよね。
倒産した金融会社一覧
- 武富士
- SFコーポレーション(旧三和ファイナンス)
- 丸和商事(ニコニコクレジット、アイリス、e-NIKO)
- クラヴィス(リッチ、ぷらっと、クオークローン)
- アエル(日立信販)
- NISグループ(ニッシン)
- アエル(日立信販)
つまり、こうしている間にも金融機関は倒産していて、本当なら返ってくるはずだったお金を取り戻すことができなくなる可能性があるんです。
自分が借りている金融機関が、どのような状態かを把握するだけでも大分違うので、「過払い金があるかも?」と思う人は、早めに問い合わせだけでもしておくのをおすすめします。
過払い金の時効は取引終了から10年まで!お早めに
つまり過去に返済が終わっている借金でも過払い金が請求出来る可能性があります。
今、使っていないけど昔はよく使っていたっ!と言うところがある人は、本当に過払い金ある可能性が高いので、よーく思い出してみてください。
古い借金になると契約書などもない場合が多いですが、そう言う場合でも専門家である司法書士や弁護士に依頼すれば、過払い金請求出来ます。
自己請求もできるけど、おすすめしない!
私は、自分で過払い金請求をした経験者ですが、物凄く大変だし、家族に借金がばれる可能性も秘めているので、おすすめしません。それに私がやった時は、「過払い金請求」が始まった頃で、まだブームと言う状態ではなかったです。武富士も倒産する前の話なので、今やろうとすると消費者金融側も対策が色々出来てきていて、以前の様に簡単にはいかないと思います。
過払い金請求をする時は、取引明細と言う物を取り寄せて、それを元に「正しい金利」で引き直し計算を行い、払いすぎた分の利息を算出します。
取引明細をなかなか送ってくれないことも
これは、私が請求した時から言えることですが、個人で取引明細を取り寄せることも出来るけれど、弁護士や司法書士から来た依頼よりも優先度が低いのか、2社依頼した内、1社は、取引明細が届くまで1ヶ月くらい掛かりました。早い方でも2週間くらいは待たされました。
借金で困っている状態だと、この2週間〜1ヶ月と長い期間待たされるのは、かなりツライものです。
更に届く時に家族にばれる可能性も
なぜって、その金融機関をどれだけ利用していたかにもよりますが、私の場合はA4用紙が200枚くらい届いて、封筒の厚さが3センチくらいありました。
当たり前に家族に「何それ?」と聞かれて、めちゃくちゃ焦りました。
更にそれをExcelなどの表計算ソフトに来る日も来る日もコツコツと打ち込んで、更に間違いがないか確認して、やっと終わった時には大体1社、2週間ほど掛かりました。
取引明細が届くまでに結構な時間も掛かってしまうし、多少の手数料が掛かったとしてもプロにお願いするのが得策です。正当な権利を主張するだけなのに、こんなところで家族にばれたりするリスクを負う必要はないです。
まさか、あんなに分厚いの届くと思わなかったし・・・。
まとめ
以前は、確かに自分で請求しても満額取り返すことができました。
でもそれは、返せと言われる金融機関側に体制が整っていなかったからです。今は、過払い金請求が当たり前になってもうかなりの年数が経っていますので、マニュアル化されており、出来るだけ満額取り戻す為には、裁判までやることになる可能性もあります。
個人 vs 企業(もちろん弁護士持ち)では、どう考えても分が悪い。
専門家に頼むと言っても、「やっぱり司法書士や弁護士に頼むのは怖い」と思うかも知れませんが、それは過払い金を請求される企業も同じなんです。私たちが「何か怖い」イメージを持つのと同じく、金融機関も「すごく怖い」と思っています。
ネットで調べたくらいの知識を持つ一般人から請求されるのと、法律で武装した司法書士や弁護士から請求されるのとでは、どちらが相手にしたくないかは一目瞭然!だからこそ、専門家である司法書士や弁護士に依頼するべきなんです。
しっかりと過払い金を調査し、まずは借金総額が減らせる可能性がないか探るところからスタートしてください。
おすすめ過払い金請求事務所
過払い金は、ココ意外にあり得ない!消費者金融が日本一恐れる司法書士
週刊ダイヤモンドで「消費者金融に日本一恐れられる司法書士」として、第一位に輝いた全国7カ所に拠点を持つ、司法書士法人 杉山事務所です。もちろん、過払い金請求だけでなく、債務整理を合わせて行うこともできますので、匿名じゃなくていいので「ここだ!」と言うところにお願いしたいと言う人にもお勧めです。(相談は、無料です)
自分の借金総額をきちんと知ろう [wc_fa icon="chevron-circle-right" margin_left="" margin_right=""][/wc_fa]